ドイツには世界遺産が37箇所あります。そのどれもが観光地として人気が高まっていますが、一番のお勧めはノイシュバンシュタイン城です。
眠れる森の美女という作品のモデルと聞けばピンとくる方も多いでしょう。
ロマンティック街道の終着地であり、建てられたのは1886年です。芸術が大好きだったバイエルン国王ルードヴィヒ2世が自分の趣味に没頭するための居城で、実は未完成のまま建設が中止されています。
ルードヴィヒ2世は18歳とおいう若さでバイエルン国王に就任し、自らの夢を叶えるべくノイシュバンシュタイン城を含めたいくつかのお城を建設するようになります。しかし、戦争に敗れたことによりプロイセンに多額の賠償金を支払わなければならず、バイエルン王国は権威を失いルードヴィヒ2世はますます現実離れをした生活をおくるようになってしまいました。
ノイシュバンシュタイン城は内装もきらびやかですがその一方でハイテクな設備を完備しているのも特徴で、食事を運ぶエレベーターや水道、水洗トイレが完備していましたがその事が王国の財政を大きく圧迫してしまうこととなってしまうのです。
彼の死後このお城は一般公開されるようになり、年間7万人が訪れるスポットとなりました。マリエン橋から見るお城が一番美しいとされ、写真撮影の定番スポットともなっています。